羊とウィン

羊とウィン

先週一匹の羊を天国へ送った

子供達を何歳になったら付き添わせるか
ポールと私の考えは
” 彼らの準備ができたら ”

ポールが「羊を1匹絞めないといけない」
そう言って玄関を出ようとした時
ウィンが「僕も行く」
そう言った

娘のディヴァも4歳の時同じように
そう言ったのを思い出した

ポールがこれから何をするかウィンに説明し
「本当に一緒に来るかい?」
ウィンはそれでも「行く」と言ったので
二人で家を出た

私は急なことだったので
おどおどしながら
家を出た二人を見送ったけど

ウィンは本当に理解したのか
それが分からずモヤモヤしたので
私も後を追って家を出た

羊がいる場所に辿り着き
ポールがどうやって絞めるかを説明し
ささっと手際よく羊を天国に送った

私はウィンの手を握りながら
生命の循環の話をしてその過程を一緒に見送った

ウィンはちょっとしてから
“ I’m not going to die, because I’m your son”
( 僕はママの子だから死なないよ )
静かな声でそう言った

そうだね。ウィンはずっと生きるよ

スーパーにあるお肉がどうやってそこに辿り着くのか
そして生きるものには必ず終わりの日がくること

言葉では納得できないけど
それが人生

天国にいった羊さん
あなたが安らかな場所にいることを願って

Photo by Paul Murray

マリー 早苗

マリー 早苗

東京生まれ。2002年、夫ポールと東京で出会う。2004年、彼を追いかけニュージーランドの秘境カラメアへ移住。[...] Read More

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